急にお金が必要になることはよくありますよね。
そんなときは頭が真っ白になって、対応が遅れてしまいがちですが、事前にお金がない時の対処法を知っておくと、いざという時も慌てず冷静に対応することができます。
日頃からお金を使い過ぎてピンチに陥りやすい人のために、この記事ではお金がない状況を作り上げない秘訣について解説していきます。
対処方法1「国などの公的制度の利用」
お金がないときの対処法として、国などの公的制度の利用する方法があります。
公的制度には一定の基準が定められているので、誰でも利用できるわけではありませんが、いざという時に役立つので、どんな制度があるか事前に確かめておきましょう。
生活福祉資金貸付制度
一般的にあまり知られていない制度ですが、条件次第では無利子もしくは低い金利でお金を借りることができるので、民間業者からお金を借りるよりもはるかにお得です。
ただ、誰でも利用できる訳ではなく、利用者は低所得者世帯や高齢者世帯、障害者世帯などに限られます。
自治体によって内容が異なるので、お金に困ったときは市区町村の窓口に一度相談してみましょう。
生活保護
必要最低限の費用を賄うのが難しいほど日々の生活に困窮している人は、生活保護の申請をしてみましょう。
基本的に、給与や年金などの毎月の収入から経費を引いた額が最低生活費を下回ると、生活保護費が受給されます。
普段、路上やネットカフェなどで生活していて住所がない人でも、現在自分のいる地域の福祉事務所に申請すれば受け付けてもらうことができるので、困っている人は一度訪ねてみましょう。
対処方法2「労働収入を得る」
お金がないなら、シンプルに働いてお金を稼ぐのが一番手っ取り早い方法です。
一般的なアルバイト・パートをするのもひとつの手段だし、急いでいるなら日雇いのバイトをして、その日のうちに現金を得ることもできます。
労働収入を得るメリット
労働収入を得る最大のメリットは、自分が頑張った分だけ収入に直結する点です。
借入や制度の利用と違って純粋に稼いだお金なので、お金の使い道も自由です。
今以上に収入を増やしたいのであれば、シンプルに仕事を増やせばいいだけのことです。
労働収入を得る際の注意点
当然ながら、労働してお金を稼ぐとなると多くの時間がかかります。
技術や経験を得て、まとまったお金を得るまでにはさらに時間がかかるので、長期的な計画が必要です。
すぐにお金を稼ぎたいからといって、睡眠時間を削ってまで働くと、健康を害してしまうこともあるので注意しなければなりません。
賃金を上げる方法
収入アップを狙うのであれば、パートやアルバイトとして働き続けるのではなく、正社員を目指しましょう。
同じ時間働いたとしても、フリーターと正社員とでは生涯年収に大きな差が出てくるので、早く正社員になった方がお得です。
難関資格を取得して転職するのも一つの方法です。
資格手当が支給される職場を選べば、収入アップが期待できます。
目の前の生活だけを考えて仕事を選ぶのではなく、将来のことも考えて、日頃から自分に積極的に投資を行いましょう。
対処方法3「クレジットカードで支払い時期をずらす」
現時点でお金がなくても、クレジットカードを利用すれば、欲しい物を購入することができます。
ただし、限度額を超えるような商品を購入することはできません。
クレジットカードは便利な反面、使い方を間違えると借金地獄に陥る可能性があるので、事前にメリットとデメリットの両面を理解しておく必要があります。
クレジットカードならポイントが貯まる!
現在発行されているクレジットカードの多くがポイント制度を採用しているので、カードで買い物をするたびにポイントを貯めていくことができます。
ポイントの貯まり方はカードごとに異なりますが、貯まったポイントは商品券と交換したり換金することもできるので、現金で買い物するよりお得です。
還元率の高いクレジットカードを使ったり、利用するカードを1枚に集約すれば、ポイントも貯まりやすくなります。
ポイントをうまく活用すれば家計の節約につながり、お金も貯まりやすくなるでしょう。
使い過ぎには要注意!
クレジットカードは支払いを先送りするだけなので、期日に支払いが遅れたりすると、信用情報に傷が付く恐れもあります。
限度額に余裕があるからといって高額な商品を購入してしまうと、あとで返済できなくなってしまうので要注意です。
そのような状況を避けるためにも、クレジットカードの支払い方法は1回を基本として、繰り越さないことが大事です。
対処方法4「不用品を売却する」
身の回りにある不用品を売ることで、働かなくても簡単に現金を稼ぐことができます。
最近は便利な買取サービスもあるので、そのようなサービスを利用すれば、手間をかけずに売却できるでしょう。
宅配買取を利用する
不用品を売る際に役立つのが、リサイクルショップなどの買取業者です。
ただ、田舎などの地方に住んでいると、買取業者が自宅近くにいなくて、物を売りたくても売れないという場合もあるでしょう。
そんな時に役立つのが、宅配買取です。
宅配買取なら、売りたいものをダンボールに詰めて自宅から送るだけで物を売れるので、わざわざ店舗まで持ち込む手間がかかりません。
最近は様々な買取業者が宅配買取を行なっているので、インターネットで自分に合う業者を探してみるといいでしょう。
フリマアプリを利用する
古い品物だと、業者に買取してもらえない場合もあります。
そんな時に役立つのがフリマアプリです。
フリマアプリは個人間の取引なので、意外なものが高値で売れる可能性があります。
スマホがあれば誰でもフリマアプリを利用できるので、出品する際に手間がかかりません。
地方に住んでいる人でも家に居ながら気軽に商品を売りに出すことができるので、自宅近くに買取業者がいない場合でも安心です。
対処方法5「キャッシングを利用する」
いますぐお金が必要な場合には、キャッシングを利用してみましょう。
現在は審査も緩く、即日融資可能な消費者金融も数多く存在しているので、数十万円程度の金額であればすぐにお金を貸してもらうことができます。
「給料日までもたない」「引越し費用が足らない」など一時的にお金が必要という場合には、利用する価値があるといえるでしょう。
キャッシングを利用する時の注意点
キャッシングはあくまで借金なので、お金を借りている間は利子を払い続ける必要があります。
すぐに返済できる借金なら大丈夫ですが、返済に長期間かかるようだと、いつまでたっても元本が減らず、借金の返済に苦労することもあります。
その点は十分に注意しなければなりません。
また、即日融資可能なキャッシングは便利な反面、あまりにも簡単にお金を借りられるので、お金の感覚が狂ってしまう可能性もあります。
キャッシングを利用する際は、事前に返済日を決めて、お金を借りたらすぐ返すように心がけましょう。
対処方法6「知人や親族に相談する」
お金に困っていることをばれてもかまわないなら、親戚や家族に相談して利息無しでお金を借りるのも一つの方法です。
ただし、両親などであればまだしも、親戚から借りる場合には思わぬトラブルに発展することもあるので注意してください。
身内に相談するメリット
キャッシングなどを利用すると利息がかかりますが、身内からお金を借りれば利息もかからないし、長期間お金を借りることも可能です。
中には、身内からお金を借りるのが一番手っ取り早い方法だという人もいるでしょう。
身内から借金しても信用情報に傷がつくことはないので、一番安全な方法でもあります。
身内に相談するデメリット
身内に相談すれば、すぐにお金を借りることはできますが、返済が長引いてしまうと思わぬトラブルに発展しかねません。
最悪の場合、裁判沙汰になってしまうこともあるので、事前に借用書を書くなどしてトラブルを未然に防ぐ努力が必要です。
また、一度身内からお金を借りてしまうと、借りる癖が身についてしまい、いつまでたっても借金癖がなおらなくなる可能性もあります。
それらのデメリットもよく考えた上で、お金を借りるべきかどうか慎重に判断しましょう。
対処方法7「クラウドソーシングを行う」
子供がまだ小さくて、外で働きたくても働けないという人は、家に居ながらにしてお小遣い稼ぎができるクラウドソーシングを利用してみるといいでしょう。
クラウドソーシングのメリット
クラウドソーシングとは、不特定多数の企業と個人がインターネットを使って仕事の受発注を行う仕組みです。
このクラウドソーシングには、従来の雇用形態にはない様々なメリットがあります。
働く場所・時間を選ばない
クラウドソーシングはインターネット環境さえあればどこでも仕事ができるので、自宅やカフェなど好きな場所で仕事をすることができます。
あらかじめ締め切りの期限は定められていますが、勤務時間の指定はないので、期限内であればいつ仕事をしても構いません。
深夜や早朝など、都合のいい時に仕事ができるので、自分のライフスタイルに合わせやすいメリットがあります。
自分の特技を活かせる
ブログ記事の作成やホームページ制作、イラスト作成やWEBデザインなど、クラウドソーシングの仕事内容は多岐にわたるので、自分の特技を活かしながら収入を得ることができます。
自分で仕事を選ぶことができるので、好きな仕事だけで収入を得ていくことも可能です。
対処方法8「給料の前借りをする」
現在仕事をしている人なら、勤務先に頼み込めば、給料の前借りができる可能性があります。
給料の前借りができる条件
仕事をしている人なら、誰でも給料の前借りができるわけではありません。
前借りするには、一定の条件を満たす必要があります。
病気や災害などの非常時
出産や病気、災害や死亡などのケースは非常時と認定され、会社に給料の前払いを請求することができます。
パート・アルバイトでも前払い請求は可能
前払いの請求ができるのは正社員だけではありません。
パートやアルバイト、派遣社員やフリーターなどいわゆる非正規雇用者でも非常時には前払いを請求することができます。
まずは、勤務先の店長や社員に一度相談してみましょう。
ただし、日払いや週払いのバイト、コンビニや大手スーパーのようなところでバイトしている場合だと、前払いは難しいので注意が必要です。
即日キャッシュが手に入るキャッシングがおすすめ
キャッシングを利用するメリット
お金がないときの対処法をいくつか紹介してきましたが、今すぐにお金が必要ならば、メリットが多いキャッシングを使いましょう。
家族や親せきなどに迷惑がかからない
キャッシングを利用するとなると完済するまで利息が掛かりますが、家族や親せきなどに迷惑をかけずに、すぐにお金を作ることができます。
お金に困っていることを身内にバレたくないなら、キャッシングを利用するのが最善の方法だといえるでしょう。
何度でもお金を借りられる
キャッシングの場合、一度審査に通過してしまえば、限度額の範囲内で何度でもお金を借りることができます。
引越しや旅行などお金が必要になった時に、すぐにお金を借りられる手段があるというのは非常に便利なことです。
即日融資も可能
金融機関によって融資までの時間は異なりますが、早いところだと申し込んだその日のうちに融資してくれるので、「今すぐにお金が欲しい」という人の役に立ちます。
最近はインターネット上のやり取りだけで手続きが完結できるキャッシングもあるので、わざわざ店舗まで出向く必要がありません。
即日融資可能なキャッシングは、毎日仕事で忙しい人の助けになってくれるでしょう。
注意!お金がなくても手を出してはいけないもの
いくらお金に困っているからといって、闇金やギャンブルなどには絶対に手を出してはいけません。
これらは一時的にお金を増やすことはできますが、最終的には借金が増える方向に進んでいくので、むしろ問題を悪化させてしまいます。
闇金の罠
審査なしでお金を貸してくれるキャッシングは、闇金である可能性が高いといえます。
闇金に一度手を出してしまうと、様々な理由を押し付けられて、いつまでたっても完済させてくれません。
借金を返済せずにいると、1日に何度も電話をかけてきたり、家族や勤務先まで嫌がらせの電話をするようになります。
最終的に精神的に追い込まれるようになるので、利用しないのが一番です。
ギャンブルの罠
最初は遊びのつもりでギャンブルに手を出したとしても、勝った時の感覚が忘れられずに、ギャンブルにハマってしまう危険があります。
一度ギャンブル依存性になってしまうと、借金地獄に陥って人生が大きく狂ってしまうこともあるので、注意しなければなりません。
「自分なら大丈夫」という甘い考えは禁物です。
誰でもギャンブル依存性になる可能性があるので、手を出さないのが一番です。
友人から借りるのもおすすめしない
人からお金を借りるとしても、友人から借りるのはおすすめできません。
友人からお金を借りてしまうと、お金が返せなくなった時に友人関係が破綻する可能性があります。
お金のトラブルで親友を失ってしまうことは、とても悲しいことですよね。
お金の貸し借りは、家族や親戚など身内だけにとどめておくのがベターです。
お金を借りるなら少額
友人からお金を借りるなら、すぐに返せる金額にとどめておくのが無難です。
多くても数万円程度に抑えておきましょう。
ただ、少額のお金を何度も借りるのは禁物です。
友達に会うたびに「お金貸して」といっているようでは、友人からも呆れられてしまいます。
結局のところ、友人からはお金をかりないのが一番です。
お金を借りずに相談だけにとどめる
困った時に力になってくれるのが友人です。
お金に困った時は、友人からお金を借りるのではなく、アドバイスを求めましょう。
信頼できる友人なら、きちんと相談に応じてくれるはずです。
友人に相談すれば、自分では思いつかなかったような方法を教えてもらえるかもしれません。
お金がない状態を再度引き起こさないために
見事借金を完済し終えたら、これまでの自分のお金の使い方を見直してみましょう。
せっかく完済しても、お金の使い方を変えない限り、また借金を作ってしまう可能性があります。
お金を借りないためには、お金がない状態を作らないことが大切です。
お金は計画的に使う
「今が良ければいい」という安易な考え方だと、お金が入るたびにすぐに使ってしまい、手元にお金が残らなくなってしまいます。
衝動買いなどはやめて、今後のことをよく考えてから物を買う癖をつけましょう。
今月はいくらまで使うか、事前に計画を立てておけば無駄遣いを防ぎやすくなります。
収入と支出のバランスを意識する
支出が収入を上回ると、当然ながら赤字となります。
借金生活に陥らないためには、常に収入と支出のバランスを意識することが大事です。
自分の収入に見合わない買い物はやめて、赤字にならない生活を心がけましょう。
収入を増やすことだけでなく節約も考える
収入を増やすだけでなく、節約を心がけることも大切です。
頑張って収入を増やしても、無駄遣いが多い生活を続けていたら、いつまでたっても借金が減りません。
効果的な節約方法
収入を増やす方法には限りがあるので、節約も含めて考えていけば、よりお金が手元に残りやすくなります。
家計簿をつける
自分の気づかないところで無駄使いしている可能性もあるので、まずは毎月出ていっているお金を書き出してみて、無駄な出費がないかを確認してみましょう。
家計簿をつける癖をつけてお金の使い方を毎日記録していくと、自分のお金の使い方が見えてきます。
日頃自分が何にお金を使っているのかわかれば、改めるポイントがわかり、お金も貯まりやすくなります。
家賃の安い物件に引っ越す
毎月の支出の中で大きな割合を占めるのが家賃です。
家賃を節約できれば、手元に残るお金も多くなります。
部屋のグレードを落とさなくても、駅からの距離をかえるだけで家賃を数万円安くできることもあるので、借金を完済するまでは家賃の節約に心がけましょう。
通信費を見直す
インターネットやスマホをよく使う人であれば、毎月の通信費を見直してみましょう。
格安SIMカードに変更するだけで、毎月数千円の節約になります。
自宅に無線LANがあるなら、モバイルデータ通信を使わず、無線LANを利用しましょう。
スマホやタブレットなど全ての通信費を一つの無線LANでまかなえば、通信費の節約に繋がります。
お金は計画的に使うようにしよう
収入を頑張って増やしても、浪費癖や衝動買いの癖をなおさないと、お金を貯めることはできません。
まずは、自分のお金の使い方が間違っていることを認めて、なおす努力をしましょう。
「お金があるとすぐ使ってしまう」という人は、事前に週ごとに使うお金を分けておくといいでしょう。
財布に事前にお金を分けて入れておけば、今週どれだけお金を使えるかがわかるので、無駄使いに歯止めをかけることができます。
毎週お金の管理をきちんとしていれば、給料日前にお金がなくなるという状況も避けられるでしょう。
ちょっとした努力と工夫をすれば、お金を貯めることは簡単です。
そのためには自分の意識改革が必要です。
いつまでも借金に頼るのはやめて、収入だけでやりくりできる生活を心がけましょう