おまとめローンはやっぱり銀行?銀行のおまとめローンで損をするケースも?

お金が乗ったカレンダー おまとめローン

「おまとめローンで返済を簡単に!」

なんて魔法の呪文みたいにネット上では言われています。

確かに、おまとめローンで複数のキャッシングを一本にまとめることで、他社返済を一社に絞ることができるので、単純に返済管理が容易となります。

複数のキャッシングで少額借り入れを行っていた場合、それぞれのキャッシングで高い金利が割り当てられます。

それにより、それぞれの借入先へと高い利息を支払うことになります。つまり、返済額が高くなるのです。

おまとめローンを使うだけで、借入先を一件にまとめることで、適用金利を引き下げることができます。適用金利は限度額に応じて決められるのです。

  1. おまとめローンのメリットは「金利が下がること」
    1. おまとめローン実例
  2. おまとめローンのメリットを最大限活かすには銀行のおまとめローン
    1. 銀行のおまとめローン3つのメリット
      1. 1.銀行カードローンをおまとめローンとして利用できる
      2. 2.銀行からの借り入れは安心
      3. 3.家族から不審がられない
  3. おすすめ銀行のおまとめローン
    1. 東京スター銀行おまとめローン
    2. 住信SBIネット銀行 ミスターカードローン
    3. じぶん銀行カードローン au限定割 借り換えコース
  4. 銀行のおまとめローンを利用するデメリットも…?
    1. 銀行は「多重債務者」への審査がとても厳しい
      1. 総量規制を自主的に取り入れる銀行も
    2. 金利だけ下がって返済期間が伸びてしまうパターン
    3. 銀行で一本加後追加で借り入れてしまうケース
  5. 消費者金融のおまとめローンが最適なケースも
    1. 消費者金融のおまとめローンは「返済専用」なので追加借り入れできない
    2. 消費者金融のおまとめローンは審査が甘い
    3. 消費者金融は返済代行を行ってくれることも
  6. おまとめローンを利用したいそもそもの理由に立ち返ってみる
    1. 「金利引き下げ」は問題の根本解決にはならない
  7. 根本的に返済額を減らすには債務整理を行う
    1. 債務整理なら元金の返済額を減らせる
      1. 自己破産なら借金が免責に
    2. 債務整理を行うと信用情報がブラックに
      1. いっそブラックになった方が借金を抑制できるかも
      2. あなたがブラックを嫌がるのは「借金したいから」では?
  8. まとめ

おまとめローンのメリットは「金利が下がること」

繰り返すようですが、おまとめローンでキャッシングを一本化する最大のメリットは、「金利が下がること」です。

現在キャッシング返済で頭を悩ませている人の悩みのタネが、「利息」であるケースは多いです。

まあ金融会社もこの利息で利益を上げていることを思えば、利息の支払いも致し方ないと納得できるやもしれませんが…。

おまとめローン実例

おまとめローンで金利が下がって得をする実例をみてみましょう。

利息の計算方法な、(借入金額)×(金利)÷365×(借入期間)で割り出されます。

もし金利18%のキャッシング3社から、それぞれ一ヶ月30万円借り入れたとしたら、利息はどれくらいなのか。

30万円×0.18÷365×30=4438

つまり、一社に支払う利息は4438円。これが3社への返済となると3倍になるので、一社に返すのは13,314円となります。

これが、金利15%のおまとめローンで一本化されたとしたら…。

90万円×0.15÷365×30=11,095

となります。ですから、13,314-11,095=2,219となりますから、差額は2219円となります。

単純に返済額が減るだけでなく、返済管理が簡単になる、返済日が1日になるなどのメリットもあります。

おまとめローンのメリットを最大限活かすには銀行のおまとめローン

おまとめローンの「金利を下げて支払う利息を少なくする」メリットの効果を最大限にできるのは、「銀行のおまとめローン」です。

銀行のおまとめローンは、消費者金融などのキャッシングよりもかなり低く設定されているからです。

そもそも低金利のおまとめローンでキャッシングの一本化を行うことで、金利の下げ幅を大きくすることができるのです。

銀行のおまとめローン3つのメリット

銀行のおまとめローンは、金利が低く一本化で金利の下げ幅が大きくなる以外のメリットがあります。

銀行のおまとめローンだけのメリットをもっと知れば、銀行のおまとめローンで一本化することに、もっと前向きになれるはずです。

1.銀行カードローンをおまとめローンとして利用できる

「銀行のおまとめローン」とは言っていますが、通常の銀行カードローンをおまとめローンとして利用することも可能です。

カードローンの借入目的は、事業目的以外は原則自由となっているので、「他社借入返済資金」の借り入れも可能なのです。

しかしおまとめローンにはかなり多くのお金を借り入れる必要があります。銀行カードローンは高額借り入れに高いハードルがあることだけが懸念点ですね。

2.銀行からの借り入れは安心

キャッシング利用において「安心できるか否か」はとても重要です。

いくら金利などの設定が優秀なキャッシングも、「不審なキャッシング」だった時点で良いキャッシングとは言えません。

銀行は消費者金融より大きな資本で経営していますから、一般企業よりも倒産の危険などからは遠いです。

「安心してキャッシングの一本化をしたい」と思っている方は、銀行のおまとめローンを利用してください。

3.家族から不審がられない

銀行のおまとめローン他、銀行のキャッシングを利用すると、たとえ銀行から自宅への連絡があったとしても家族に不審がられることはありません。

「家族にばれないようにおまとめローンを利用したい」

なら、銀行のおまとめローンが最適だと言えます。

おすすめ銀行のおまとめローン

具体的に、どの銀行のおまとめローンが良いのか。

おすすめのおまとめローンを紹介したいと思います。

しかし、ここで紹介する以外にもおまとめローンはたくさんあります。もっと多くのおまとめローンを知りたい方は、「口コミで人気のおまとめローンランキングTOP10」を読んでみてください。

東京スター銀行おまとめローン

東京スター銀行

金利 7.8~9.8%
限度額 最大1000万円

まずは珍しい銀行のおまとめローン専用商品「東京スター銀行おまとめローン」から。

東京スター銀行の「スターバンクワンローン」は、返済専用のおまとめローンなので、銀行カードローンのように追加融資でさらに返済の負担が大きくなる…なんて心配もありません。

金利も安定した一桁代の低金利です。ネックなのは、「お勤めの方」のみが利用できるおまとめローンであること。アルバイト・パート、専業主婦などの方は利用できないローンとなっています。

住信SBIネット銀行 ミスターカードローン

プレミアムコース

金利 0.99~7.99%
限度額 最大1200万円

住信SBIネット銀行カードローンは、他の平々凡々とした銀行カードローンとは一味違います。

何が違うといっても、やはりその「金利設定」です。0.99という1%を切った下限金利は、他のカードローン金利では見たことがありません。

限度額も最大1200万円まで設定が可能。おまとめローンとして、これ以上心強い銀行カードローンもないでしょう。

じぶん銀行カードローン au限定割 借り換えコース

じぶん銀行のりかえローン

金利 1.7~17.4%
限度額 最大800万円

三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資して作ったのがじぶん銀行。

そしてじぶん銀行の「じぶん銀行カードローン 借り換えコース」を使ってキャッシングの一本化が可能です。

KDDIが出資した銀行ということで、auユーザーがお得です。auユーザーが借り入れる際は、金利が0.5%引き下がるのです。

歴史の浅い銀行のキャッシングではありますが、大手通信会社と都市銀行が共同出資しているため、その信頼性は抜群ですよね。

銀行のおまとめローンを利用するデメリットも…?

銀行のおまとめローンはいい面ばかりだと思いがちですが、何も考えないで利用していると、そのデメリットに苦しむ事になってしまいがちです。

ここから言うデメリットは、銀行のおまとめローンに限らずおまとめローン全体に通じる話でもあるのですが…。

銀行は「多重債務者」への審査がとても厳しい

やはりおまとめローン利用前の懸念点は「審査」です。

おまとめローンの審査を受けるのは、自動的に他社借入が多い「多重債務者」です。

しかし銀行はこの多重債務者をとても嫌がります。多重債務者はやはり返済能力が低いと思われているからです。

銀行のおまとめローン専用商品ではなく、銀行カードローンをおまとめローンとして利用しようとする場合は、さらにこの「銀行の厳しい審査」に苦しむこととなります。

総量規制を自主的に取り入れる銀行も

以前は消費者金融など、貸金業法の対象となる貸金業者だけの問題だった「総量規制」ですが、最近は銀行の審査において取り入れられるケースがあります。

その理由は、銀行キャッシング利用者が返済不能になり自己破産してしまう人が続出したからです。

とはいえおまとめローンはどちらにせよ、例外的に「総量規制対象外」となるはずですから、他社借入額についてそこまで考えなくて良いはずですが…。

しかし間違いなく、一つの目安になりますね。

金利だけ下がって返済期間が伸びてしまうパターン

「銀行のおまとめローンで金利が下がった!」

と大喜びしている方も多いでしょうが、実は金利だけ下げても意味がありません。

金利を下げるのと同時に、「返済期間」にも気を配る必要があるのです。低い金利でだらだら返済しても意味がありません。低い金利で、スパッと短期間の返済。

これで、おまとめローンの効果を最大にできるのです。

金利の下がり具合と同時に、返済期間はどれくらいなのか、しっかり調べておきましょう。

銀行で一本加後追加で借り入れてしまうケース

銀行カードローンをおまとめローンとして利用している場合ですが、カードローンは追加融資を受けてしまいかねないリスクと戦わなければなりません。

カードローンのメリットの一つに、「限度額まで難度でも再融資を受けられる」というのがありますが、銀行カードローンも同じです。

銀行カードローンで一本化を行うことで借入件数が減って、それにより安心感を覚えてしまう。そして追加融資を受ける…。

これでは借金問題は解決どころか、さらに悪化します。「追加で借りられてしまう」というのはリスクですね。

消費者金融のおまとめローンが最適なケースも

銀行のおまとめローンより、消費者金融のおまとめローンを利用するべき人も多いです。

銀行のおまとめローンは確かに金利が低くおまとめローンとしての効果も大きいです。しかし、銀行よりも金利こそ高いですが、もっととっつきやすい消費者金融のおまとめローン利用の方が向いている人も少なくありません。

具体的にどんな人が消費者金融のおまとめローンに向いているか、調べてみましょう。

消費者金融のおまとめローンは「返済専用」なので追加借り入れできない

消費者金融のおまとめローンは、基本的に全部「返済専用」となっているものが多いので、追加融資を受けられないものが多いです。

つまり、一度借りたら後は「返済するだけ」。追加融資を受けたくとも受けられないのです。

これなら、ちょっと心が弱く、銀行カードローンだとまたお金を借りそう…なんてあなたも安心です。

消費者金融のおまとめローンは審査が甘い

消費者金融のおまとめローンは、銀行のおまとめローンと比べて審査が甘いです。

銀行なら審査落ちの要因となりえる「収入が少ない」「他社借入が多すぎる」などの要因があっても、消費者金融のおまとめローン審査なら通る可能性が高いです。

その審査の甘さと引き換えに、さきほども言った「追加融資不可能」などの制限をかけているのです。

取引はいつもメリットとメリットを交換する「トレードオフ」の関係ですよね。

他の審査の甘いおまとめローンを知りたい方は、「審査のゆるいおまとめローンはどれ?審査に通りやすくなる秘訣も紹介!」をご覧ください。

消費者金融は返済代行を行ってくれることも

消費者金融のキャッシングはサービスが手厚いのが自慢。

消費者金融のおまとめローンでキャッシングの一本化を行うと、借り入れた消費者金融が、他社返済を代行してくれるケースがあります。

銀行のおまとめローンでは、他社返済を自分で行わなければならないので、ここの手間を無くせるのは大きなメリットですよね。

おまとめローンを利用したいそもそもの理由に立ち返ってみる

あなたがどうして「おまとめローンでキャッシングを一本化したい」と、そう思うに至ったのか。

そもそもの動機を考えてみましょう。

と言っても、その目的は皆一様に「返済が苦しいから」だと思います。「返済が苦しいから、金利を下げて利息の支払いを少なくしたい」というものでしょう。

しかし、本格的に返済で悩んでいるなら、おまとめローンではなく他の方法を模索したほうが良い場合もあります。

「金利引き下げ」は問題の根本解決にはならない

そもそもの問題として、おまとめローンでキャッシングの一本化を行うことで「金利の引き下げ」を行ったとて、「返済を楽にする」問題の根本的な解決には至ってないのです。

金利を下げたところで、少なくなるのは「今後支払う利息の金額」だけです。

そもそも借り入れた「元金」は1円も減りません。おまとめローンで総返済額が減ることで、まるで元金の返済が進んだかのように錯覚しがちですが、返済を本格的に進めるためにはおまとめローン以外の方法を検討するべきです。

根本的に返済額を減らすには債務整理を行う

返済する元金を減らして、根本的な返済問題の解決を進めるためには、「債務整理」という選択肢を選ぶことになります。

債務整理とは、弁護士や司法書士と協力して、返済額をへらすための法的な手続きです。

おまとめローンと違って、専門家の助けがいるなど、面倒な部分が大きくなる債務整理。しかしその分、総返済額を3分の1程度に減らすことができることも。

債務整理なら元金の返済額を減らせる

債務整理の手続きは、裁判所を通して「現実的な返済計画を立てる」というものです。

借入額が大きかったとしても、法的な手続きを経て返済する元金から直接減らすことができます。

自己破産なら借金が免責に

債務整理の手続きにはいくつか種類がありますが、中でも一番効果が大きいのが「自己破産」です。

自己破産は、返済額をへらすどころか、抱えている借金の返済をすべて免責、つまりチャラにすることができるのです。

自己破産を行うだけで、もう今後は返済について悩むどころか、キャッシングの返済について考える必要すらなくなるのです。

しかしその代わり、財産をすべて募集されるという大きな代償を支払うことになってしまいます。

そして信用情報には「自己破産を行った記録」が残り、その後10年はその記録が消えません。

債務整理を行うと信用情報がブラックに

自己破産だけでなく、任意整理、自己再生、過払金請求すべての債務整理を行った記録が、信用情報に残ってしまいます。

信用情報に記録が残っていると、その記録が原因で審査に落ちてしまいます。記録に残る期間は、債務整理の種類によって異なります。

「債務整理を行う=キャッシング審査に落ちる」ことを覚悟して、手続きに臨んでください。

いっそブラックになった方が借金を抑制できるかも

しかし債務整理を行って、返済しやすくなる。そして債務整理によって信用情報がブラックになる。

これくらいの変化があったほうが、あなたのためと言えるかもしれません。

あなたに必要なのは、「返済を簡単にする手立て」よりも、「キャッシングから足を洗うための手立て」かもしれないからです。

あなたがブラックを嫌がるのは「借金したいから」では?

おまとめローンを利用する人の中には、「信用情報に傷がつかない」ことに魅力を感じる人も多いです。

しかしどうして信用情報がブラックになるのを、そこまで嫌がるのでしょうか?

それはあなたが「これからキャッシングの審査を受けて、その審査に落ちたくない」と思っているからでは?

あなたがまだ「借金する」予定を立てている時点で、キャッシングから足を洗う日はまだ遠そうです。

「債務整理して、今後はキャッシングとは関わらない」

これも選択肢の一つとして考えておくべきでしょう。

まとめ

銀行のおまとめローンについて説明しました。

金利を下げて、今後返済する利息をへらすことができる「おまとめローン」。最初から低金利の銀行キャッシングを使うのはかなり有効です。

しかし何も考えずに銀行のおまとめローンを使うと、おまとめローン利用前よりひどい事態にもなりかねません。

銀行のおまとめローンと、おまとめローンのリスク、しっかり考えておきましょう